HOME > 自衛隊婚活お役立ちコンテンツ > 自衛隊の職業病について
OLは肩こり、本屋さんならギックリ腰と職業によって、いわゆる職業病と呼ばれるものがあります。
自衛隊にも職業病というものはあるのでしょうか。
腰痛・痔
自衛官の中でも、航空自衛隊のパイロット職種の方々のほとんどの方が腰痛に悩まされています。長時間同じ場所に座り続ける職業の方がなりやすい病気と言われており、長距離トラック運転手等も同じように腰痛を訴える人が多いようです。
長時間座り続けると、肛門の周辺が圧迫されて血流が悪くなります。冷える場所だとさらに血流が悪くなります。その結果、痔になりやすくなります。
ちなみに、デスクワークで長時間動かない人も痔になりやすくなります。心当たりのある方は、1時間に1回、オフィス内を歩くように心がけましょう。
また、排便で気張るのが一番良くないと言われています。野菜や果物、海藻類等を食べ食物繊維を摂るようにしましょう。食物繊維は、きくらげやひじきに特に多く含まれています。
航空性中耳炎
中耳炎は、航空乗務員のかかりやすい病気と言われています。そのため、航空自衛隊のパイロットもこの病気で悩んでいます。
飛行機で空を飛ぶと、どうしても気圧の差に影響され、耳や鼻に大きな負荷がかかります。皆さんも、飛行機が下降をはじめると、耳に違和感を感じる、痛みが出たという経験をしたことがあるのではないでしょうか。これは、機内の気圧が変化することにより、圧迫された鼓膜が内側にへこむことで起こる症状です。
この航空性中耳炎は、体調が悪い時になりやすい病気で、一般の人でも風邪や花粉症、病み上がりの際に飛行機に乗るとかかることがあります。
骨折
病気とは違いますが、当然自衛隊員の皆さんは怪我することの多い職種になります。
「夜間」「重い荷物」「寝不足」「疲労」「足場の悪い場所」
こんな条件が重なると、誰でもよくつまずいたり転んだりしてしまうのではないでしょうか。自衛隊の方も同様に骨折が多くなるのです。
その他こんな職業病も
自衛隊の方が時間のことを不思議な読み方をするのは、ご存じの方も多いと思います。14時は「ひとよまるまる」になります。隊内だけで使うのならともかく、営外に出ても皆さんついつい使ってしまうそうです。
時間の読み方と同じように営外で出てしまう癖の数々の中からいくつかを紹介します。
二泊三日=「にやみっか」 自衛隊員以外=「民間人」 ジョギング=「持続走」 灰皿=「煙缶(えんかん)」
このように、自衛隊でしか使わないような言葉が色々あり、ついつい使ってしまいます。こんな言葉を使っている人がいたら、自衛隊か、もしくは軍事オタクの方かもしれません。
他にも、返事に「了解」と使ってしまったり、手を上げるときはパーではなくグーで上げてしまったり、歩き始めの一歩目は左足から歩いてしまったり。
また、自衛隊は体に行進が叩き込まれているので、酔っぱらって歩いても隊員の足並みがきれいに揃っていることがあります。
身に着いた行動はなかなか取れないものです。
退役した後も、ついつい癖が出てしまうこともあるようです。